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1972年度のコントロール・ライン世界選手権大会は、7月13〜17日に、フィンランドのヘル |
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シンキ市にあるオリンピック・スタジアムで行なわれました。 この大会には、日本から大坂 |
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市の山崎与氏が参加し、各国の強豪とともにフライトを行ないました。そこで、本誌では山崎 |
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氏の見た世界大会のようすや各選手の飛行などを紹介していただきました。 |
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− 第3話−
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７月14日
第1ラウンド
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第1ラウンドでは私は2番目の飛行でした。あとでジャッジ・ペーパーを見て自分なりに反省しました |
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。三角宙返りが一回日と二回日の下の高さが一定でなく、角8字がやや不正確で、逆四角が三角と同じ |
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ミス、あとのフライトは同じで、離陸8点、着陸9点というすばらしい得点がついていました。 |
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この日は2，435点で13位でした。そして、着陸のときは観客や参加者から多大な拍手をもらったこ |
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とは今でも忘れられません！！ |
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会場前には参加各国の国旗が・・・！
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そして、アメリカのスタント・ジャッジは、非常にスロー・スタントの点ですばらしい、エンジンも |
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機体も一級品だと言ってほめてくれました。そしてギリシャの選手がこの機体を作りたいので図面を送 |
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ってくれと言ったので名刺をもらい、OKと言いました。 |
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第1ラウンドの順位は下表の通りです。 このラウンドの途中に開会式。 楽団の演奏、各国のプラ |
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カードをマネジャーが持ち、ヘルシンキ市長のアイサツFAIの旗とフィンランドの旗に敬礼してまた再 |
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開したたのです。この日は夕方の18:00からシティー・ホールにて役員とマネジャーの合同のカクテル |
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・パーティーがあるので、急いで顔を洗って、タクシーでシティー・ホールに向ったのです。 |
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このシティー・ホールにはヘルシンキ市長が出席して、一人一人と握手してくれました。建物は非常 |
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に美しく、室内の装飾は天下一品であり、いろいろな料理やワイン，カクテル、ウイスキー、なんでも |
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ござれの所で、照明も実にすばらしく本当に天国のようなところでした。 |
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ここで市長が私の所に寄ってきて、君が13位の山崎かと言って堅い握手をして、明日もがんばってく |
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れとはげましてくれました。そして、帰りはアベックの役員をつかまえていっしょに車に乗って帰りま |
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した。この女性の方にはジャンボで知り合ったアメリカのヤンキー娘からもらったクツの土産をあげた |
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ところ、「YAMASAKIは好きだ」と言っていました。そして彼女は胸にその小さなクツを大会が終るま |
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でずっとつけていてくれました。カンゲキ・・・・。 |
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| ● F2B（エアロバティックス）の予選第1ラウンドの上位15名 参加29名 ● |
| 順位 |
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選手名 |
国名 |
得点 |
| 1位 |
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R.GleSeke |
アメリカ |
2784 |
| 2位 |
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J.Gobris |
チェコスロバキヤ |
2746 |
| 3位 |
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W.Werwage |
アメリカ |
2640 |
| 4位 |
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B.Jurecka |
チェコスロバキヤ |
2629 |
| 5位 |
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V.Esjkin |
ソビエト連邦 |
2624 |
| 6位 |
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K.Plotsin |
ソビエト連邦 |
2614 |
| 7位 |
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L.Compostella |
イタリア |
2602 |
| 8位 |
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G.Phelps |
アメリカ |
2575 |
| 9位 |
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S.Rossi |
イタリア |
2510 |
| 10位 |
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I.Cani |
チェコスロバキヤ |
2484 |
| 11位 |
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S.Blake |
イギリス |
2464 |
| 12位 |
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Lv.d.Hout |
オランプ |
2451 |
| 13位 |
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山崎 与 |
日 本 |
2435 |
| 14位 |
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O.Anderssson |
スェーデン |
2425 |
| 15位 |
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E.Kondratenko |
ソビエト連邦 |
2380 |
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ジーセク・ノブラーの機首。排気口の下がプラグヒート用のジャック
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7月15日
第2ラウンド
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第2ラウンドでは、18番目の飛行でした。強い風がグランドを回っていました。私の機体は、日本選 |
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手権用にと思って軽く作ってあるので、風に対して弱いのでやや心配しましたが、出発地点にいきまし |
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た。助手はイタリアのComposteiraです。さて然料を入れて10cc抜こうとして尾翼を上げたとたんに |
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風がふいて、主翼が頭にあたり、紙が破けたのであわててセメダインを取り出して修理2分間してスタ |
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ートしました。やや機体がゆれましたが、それでも90％の力はでました。 着陸のときに風にあおられ |
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て姿勢がくずれて、得点が2476で第1ラウンドよりも良かったのですが、16位に落ちてしまいました。 |
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2ラウンド終了で16位といういやな順序に終ってしまいました。15位以内しか決勝3ラウンドに出場 |
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できないのです。しかたありません。僕は最善をつくしたのです。あとは見物側にまわって、日本のマ |
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ニヤに報告しようと思い、その日は終りました。 |
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さて、これまで見てきて日本と競技会のやりかたが違うところ、それはスタートの合図です。これは |
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計時員が出発のところにいて、競技者がすべての用意ができ、プロペラをたたき始めるとストップ・ウ |
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オッチを押します。それまでは競技者が30分用意にかかろうが10分かかろうが問題にしていません |
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（実際には10分くらいが最高です）。そして、2分間の公式始動が終るまで計時してジャッジに合図し |
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ます。あとは7分間の計時です。さすが世界大会、ハッキリしています。日本もこの点をハッキリして |
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ほしいものです。 |
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優勝者Warwage選手の機首。排気口や各種のマーキングに注意！ |
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7月16日
閉 会 式
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いよいよ今日は決勝戦が行なわれる日です。会場へ行ってみると、決勝進出の各選手が次つぎとフ |
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ライトを行ない、好記録が出ています。 |
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愛機を手にするPhelps選手。惜しくも１４位になった。
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熱戦の結果、先月号で紹介したようにアメリカのW．Werwage選手がチャンピオンになり、チェ |
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コのGobris選手は2位となりました（各選手のフライトについては，後に紹介します。） |
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帰りじたくをしていると、前に乗せてもらった役員の車が来たので、また乗せてもらい、閉会式の行 |
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なわれるレストランにつれて行ってもらいました。 |
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さて、レストランのホールについて各国の選手たちとパッチの交換していると、いよいよ閉会式です |
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。全員が席について、ワインで乾杯を行ない、ムード音楽が流れる中で料理がたくさん運ばれてきまし |
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た。食事をしながら閉会式は進行し、いよいよピメノフ氏があいさつをして、ヘルシンキ市の助役の手 |
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から入賞者にガラス製のカップを渡されました。個人よりもチームのカップのほうが良いようです。そ |
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して、待望のヘルシンキ特別賞はF2B（スタント）でチャンピオンとなったアメリカのWerwage選手 |
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に贈られました。 |
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そして、メニューなどで折った紙ヒコーキが飛び交うなかで、ダンス・パーティが行なわれ、イタリ |
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アのRicch選手はカップにシャンペンを入れて飲ませてくれました。そして、チェコのGobris選手とワ |
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インで乾杯し、1974年のチェコの大会でまた会おうと固い握手をして別れました。 |
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こうして1972年のコントロール・ライン世界選手権大会は、ヘルシンキ郊外のレストランにてその |
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幕を閉じたのです。 |
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世界選手権のジャッジ
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世界のジャッジは、安定性を一番重視しているようです。できるだけおそい速度の、そして水平飛行 |
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や背面飛行では全く安定している機体。それに無風であれ強風であれ、絶対に動揺してはならない。 |
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たとえつなぎ飛行の間でも同じです。 |
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2番目によく見ているのは、そのフライヤーの正確度です。ここでややおかしな点に気づくと思うの |
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ですが、少し大きな円であれ、四角であれ、下の水平高度が1．2m、上の高度45°が50°でもよいので |
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す。とにかく、同じ所を正確に通っていれば、良い点をつけていました。たて8字などでは頭上を越え |
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ていても、正確であれば良いスコアを出していたようです。そのかわり一回めと2回めが違えば、相当 |
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な減点となります。 |
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3番めは日本のマニヤがよくいう、角でとまるとのこと。 これは世界大会のジャッジにはあまり通 |
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用しないと思います。なぜなら、1位のワーウェージの機体は非常に舵がにぶく、安定性を重視してい |
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ました。だから、日本のプリンス45や飛燕45みたいに舵をきかす必要は全くないようです。 |
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それから、彼らは必ずしも風上にいなくても、任意の場所でややはなれて点をつけていました。世界 |
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大会のジャジは皆コンテストに出たベテランの人なので、どこにいてもわかるのでしょう。 だから、 |
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フライヤーたちはジャッジの位置を気にしないで、たえず風下で演技を行なえばよかったのです。私の |
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場合も別に悪事点はついていませんでした。 |
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日本選手権のジャッジ
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日本のジャッジが、コントロール・ラインのコンテストにでたことのない人が多いようです。アメリ |
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カのスタントのジャッジなどは、コンテストが終るとイタリアの選手の飛行機を借りて軽々とアクロバ |
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ットをやってのけていました！！そして、僕に「’74年は選手として出るかも知れない」とジョークを |
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飛ばしていました。 |
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しかし、いまさら言ってもしかたがないし、他にやっていただける人がいないのですから、今からコ |
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ンテストをみて勉強していただければよいと思います。日本選手権のジャッジも、一年に一回しかジャ |
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ッジをやらないのでは、せっかくミーティングしただいじな目もおとろえてしまうのではないでしょう |
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か？ |
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JMAに対してですが、場所の選定を考えてほしいと思います。海抜1000mでは平常の力の半分しか |
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でないはずです。世界大会では、最高にコンディションの良い所を選んでやっています。どうか場所の |
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問題を重ねてお願いいたします。 |
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ジャッジをお願いできる人はまだ日本各地にいると思います。九州の蓑田氏や原氏をはじめ名古屋、 |
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それに北海道にもすばらしい人たちがいると聞いています。この人たちを新しいジャッジの仲間に加え |
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ると非常にユニークなジャッジ団ができるのではないでしょうか！！ ぜひ、ひとつ考えてほしいもの |
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です。 |
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会場で見た各国の機体について
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＜性能＞ |
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参加機全部が主翼のネジレのクセがほとんどありません。無風時でもワイヤーのたるむ飛行機は一 |
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機もありません。舵についてですが、私の機体が一番よく効いたのではないかと思うくらい世界のスタ |
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ント機は鈍感です。だから日本の機体は角よりも安定性を重視して今後研究すべきでしょう。 |
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ソ連チームの機体。前後に配置された車輪と翼端の補助車に注意！
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＜工作＞ |
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一番手はアメリカのワーウエージ、フェルブス、ジーセク。二番手はスイスの機体、三番手はスーパ |
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ー・マスターでしょう。四番手はソ連の単車輪式ジェット・タイプの工作です。日本は6番目くらいで |
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した。 |
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＜スタイル＞ |
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なんといっても、ワーウェージのピース・メーカー、ポーランドのホットなジェット・タイプ、ソ連 |
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の単車輪、チェコのスーパー・マスターの順になります。しかし、スタイルは国によって違いますので |
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、日本も現状でよいと思います。 |
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＜塗装＞ |
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天下一品はワーウェージのピース・メーカー（これは神業）で、天才的な塗装。スイスのジェット・ |
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タイプ（これもすごい）。 |
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ソ連の塗装とチェコの塗装はよく似ています。あとは似たりよったりで、差はあまりないようです。 |
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−終わり− |
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