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記録シリーズ



模型飛行機の楽しみ方にもいろいろありますが、「記録」に挑戦をする人たちを紹介をします。


 

  記録の世界    

                       


 





模型飛行機の世界記録にはいろいろなカテゴリーがありますが、日本記録でありながら同時に世界記録で
もあるのがインドアの記録の数々です。壇上氏、石井氏は複数の世界記録を持っています。


ラジコンの競技では世界のトップレベルにある日本ですが、残念ながら世界記録保持者はいません。ラジ
コンフライヤーの皆さん、チャレンジしてみませんか?










レイアウト/高橋浪男


シリーズ第4弾はラジコン飛行機の滞空時間記録です。昨年12月に14時間58分35秒という
滞空時間の日本記録が更新されました。インドア種目では多くの世界記録が日本人によって樹立
されていますが、ラジコン飛行機では記録そのものも少なく、数少ない日本記録のうちの一つです
。世界記録との差は大きいですが、更なる挑戦で世界記録を超えて欲しいものです。


  手投げ発航の瞬間。最大重量はルールで5kg以下。
  離陸時のエンジン回転数は約5000rpm。巡航時で
  3500rpm。
  機体の組み立て。燃料タンクは3リットルで燃費は
  約80cc/毎時

    夜間フライトではこれだけが頼りのLEDライト。  寒い夜間のフライト。アシスタントパイロットの塙氏(左)
 一瞬たりとも機体から目を離すことはできない。

(写真提供:ラジコン技術)


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                          レイアウト/高橋浪男

模型飛行機の中で最もエンジンの性能を追求する種目はコントロールラインのスピード競技であろう。
この競技をやる人は模型エンジンのEnthusiast(熱狂的な愛好者)でもある。Uコンのスピード機は細い
コントロールラインの先で弾丸のように高速でぐるぐる回る。機体は空気の抵抗を極限まで少なくし、
パイプインしたエンジンがうなりを上げる。
記録への挑戦は容易ではない。速度記録を作るために究極のエンジンを求めるが、改造ですめば良いが、
時にはエンジンさえも作ってしまうこともある。記録挑戦で演じる舞台はほんの僅かだが、そこまでにたど
りつく道のりは長い。今から15年以上も前の1992年。F2 OPEN No 130(コントロールライン
種目・エンジン排気量1cc未満)の国内記録は古崎仁一氏よって作られた。

搭載したエンジンは中国製のCS049エンジン。その当時としてはチューンドパイプを装備できる数少い
スピード専用エンジンであったが、実際には見かけだけでうまく回ってくれなかった。エンジンをボアアッ
プして大幅な改造を施して作った記録は時速207キロ。これが現在の国内記録として今も残っている。
いる。
この記録を次に更新するのは誰だろうか? 挑戦者はこの記録の更新だけにとどまらず、更に上の世界記録
を目指して欲しい。






レイアウト/高橋浪男

 
インドアの檀上彰宏氏の世界記録への挑戦は2001年から始まった。次から次へと記録を作り
、昨年末までに彼は10個の記録を作った。記録はF1Lが4個、FIMが3個、F1Nが2個でF1M
はその後一つ抜かれてしまったが、抜かれた記録を取り戻す挑戦を続けている。

F5(電動グライダー)クラスでも多くの記録を保持しているモデラーもいるが、おそらく個人的に
現在最も多くの世界記録を保持しているのは檀上氏であろう。

しかしながら記録への挑戦ではあまりにも有名なアメリカのMaynard Hill氏を忘れてはならない
。現有の世界記録は少なくなったが、記録の王者にふさわしい輝かしい実績を残している。何十年
という長期にわたり記録への挑戦を続けており、高齢にも関わらずその挑戦は続けられている。
自分で飛ばすことは体力的にも難しくなったため、F8という新設の自律飛行のクラスでの自己の
記録 ( 滞空時間約39時間、距離約3000キロの大西洋横断飛行 を超える記録更新に意欲
を見せている。

日本人が現在世界記録を保持しているのはインドア種目だけである。1973年に日本人として
はじめての世界記録(F3滞空時間)が広田守氏によって作られたが、その後外国人モデラーによっ
て更新された。

記録はF1から新設のF8までのクラスに分かれ、それぞれのクラスにはサブ・クラスがあり、
さらにインドアの場合、天井の高によってさらに細分化されている。インドアの壇上氏と石井氏の
記録は世界に誇れるが、ラジコンのレベルの高い日本の模型界の力を発揮して、このクラスでも
日本人よる多くの世界記録が作られることを期待したい。







レイアウト/高橋浪男



記録についてシリーズで紹介します。トップバッターはインドアハンドランチグライダーの世界記録
記録保持者の石井満さん。記録を作ることは簡単ではありません。世界記録となるとその難しさはかな
りのもの。石井さんは現在、彼自身が持っている世界記録を更新しようと準備中ですが、記録更新の
吉報が聞けるのももうすぐでしょう。

記録はそれぞれのカテゴリーごとに「滞空時間」「高度」「距離」「速度」の4つに分かれます。ラジ
コン競技では日本は世界のトップクラスですが、残念ながら、記録に関しては挑戦しようというモデラ
ーがほとんどいません。フリーフライトの室内機部門ではたくさんの世界記録が日本人によって作られ
ています。皆さんも記録に挑戦してみませんか。 ⇒記録挑戦の手続き

     公認記録の一覧表は左上の「記録」のボタンをクリックしてください。



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