曳航中の国際級F1Aグライダー



 曳航グライダー


   
人力によって、索(糸)を引くことにより機体を空中に上昇させ、リリース後に滑空させる模型飛行機です。
競技会では、1回の飛行時間の最大を120〜240秒MAXと定めて、リリースされたところから時間を計り5回〜7回の飛行合計タイムで競います。
索の長さは50mが一般的です。
機体の大きさによってクラス分けされ、規格は国際級(F1A、F1H)と国内級(G級)などに分かれています。
ホルダーの手から離れたグライダーは、選手の持つ50mの索により凧上げのように上昇します。
索の機体取り付け側には、小さなフラッグがついていて、リリースした時に地上の計時員に良く解るようにしています。

















  リリースされたグライダーを
             双眼鏡で追う。



索の長さを決めて競技をするので、普通に考えれば50m以上の高度は取れないと思いますが、索を取りつけるフックに色々な仕掛けを施し、機体を上空で旋回させながら気流に状態を探ったり、索のテンションとリリースタイミングに合わせたタイマー作動で機体の安定を保つことにより、索の長さ以上に上昇させることができます。


現在の国際レベルのF1Aは、主尾翼の動作を電子タイマーとフックによって制御しています。
また、その飛行は、サークリング(旋回して気流の状態を確認してタイミングを図ること)後に選手の脚力とテクニックによって加速され、リリース後に垂直に近い角度でしばらく急上昇し、その後バント(水平尾翼でダウンをきることにより、1/4逆宙返りして滑空に移ること)で滑空に移行して、索の長さの1.5倍(75mぐらい)の高度を獲得します。








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