このクラスは、日本国内でスケール競技をより広く普及させるためには「現在のF4C/F4H競技規則より
簡単な競技規則が必要」という要望により、日本模型航空連盟スケール委員会により新設された競技です。
この規定はあくまでもスケール競技初心者が競技に参加しやすくする目的で設立されたもので、将来的には、
F4Hスケール、F4Cスケールを志向されることを希望しています。
またこのクラスの競技はスケールモデルであればどのような機体でも参加できるようにし、参加クラスも4
クラスに分けてベテランと初心者を同じ枠で評価せず、それぞれで楽しんでもらえるようにしました。
スケール・スポーツマンクラス競技規定
(枠内 2024年4月7日大会向け暫定)
日本模型航空連盟スケール委員会
1.参加資格要件
a)重量制限は、F4C規定6.3.1に準拠する。(15Kg)
(エンジン機は燃料を除く。電動機は動力用電池を除く。)
b)競技に参加できる機体は自作、他作、ARF、その他「実機」のスケールモデルに限られるが、「自作規
定」は無い。
c)実機スケールモデルとしての判断が困難な場合、参加機体の適格性については競技委員長が最終決定する。
2.飛行審査
a)飛行審査は、A、B、C、Dの4クラスに分けて行い、原則として離陸、着陸、および選択演技とし、競
技を行う。
Aクラス:F4上級クラス
選択演技は、F4C・H飛行審査に準じ「水平8字飛行」、「360度降下旋回」を含む8演
技とし、フルパターンでの飛行演技とする。
Bクラス:F4初級・中級クラス
選択演技は、F4C・H飛行審査に準じ「水平8字飛行」、「360度降下旋回」を含む8演
技とし、フルパターンでの飛行演技とする。
Cクラス:F4入門者運動型機体クラス(注1)
選択演技は予め決められた5演技(※1)とし、「水平8字飛行」、「360度降下旋回」は
演技に含まない。
Dクラス:F4入門者非運動型機体クラス(注2)
選択演技は予め決められた5演技(※2)とし、「水平8字飛行」、「360度降下旋回」は
演技に含まない。
(注1)運動型とは、主題実機が曲技飛行のできるモデル。
(注2)非運動型とは、主題実機が主として曲技飛行に向かないモデル。
※1:Cクラス飛行演技
1.離陸
2.宙返り(1回)
3.ロール(ミリタリー)
4.ストールターン(右or左)
5.キューバンエイト
6.ウィングオーバー
7.進入と着陸
※2:Dクラス飛行演技
1.離陸
2.宙返り(1回)
3.ロール(ミリタリー)
4.ストールターン(右or左)
5.三角形or四角形周回飛行
6.ウィングオーバー
7.進入と着陸
b)今期より国内ローカルルールとして定めた、新K値を採用して飛行審査を行う。(下記新K値参照)
c)競技は基本的に2ラウンド行い、得点の高いラウンドの点数を飛行得点とし、最終評価は千分率で行う。
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